三井化学は5月28日、同社100%子会社である三井化学サンアロイが日本化学工業協会(日化協)より「第18回レスポンシブル・ケア(RC)優秀賞」を初受賞したと発表した。
今回の受賞は、同社グループ子会社として初受賞となった。日化協レスポンシブル・ケア賞はレスポンシブル・ケア活動の普及や活性化に貢献した事業所、工場、部門、グループまたは個人を毎年選定し、表彰するもの。
三井化学サンアロイは、同社グループがグローバルに展開するモビリティコンパウンド事業のマザー工場として 1993年に設立。樹脂コンパウンド製品を安定生産・供給するとともに、国内外で活躍できる現場力を持つ人材を育成・輩出する使命も有している。
今回受賞したテーマは、「工場基盤の更なる強化を目指した全社員による活動」となる。多数の作業マニュアルの動画化、品質トラブル事例集の作成、活用など、自社で培われた技術や知識、そして様々な失敗から学んだ教訓を次世代に繋げ、マザー工場の機能をより強固なものとするための活動である点、「匠の伝承」「普遍化」「意識変革」をキーワードに全社員が一致団結して取り組んだ点、情報共有や技術伝承に関する種々データの一元化・見える化による改善活動である点、などが評価された。
同社グループは今後も地域と社会の期待と信頼に応え、社会と化学産業の持続可能な発展に貢献していく。
2024年05月29日