三井化学は5月30日、 Glydwaysへ出資を実行したと発表した。
Glydwaysは軽自動車並みの自動運転小型電気車両を専用レーンで隊列走行させる、オンデマンド型個人用高速輸送(PRT)システムを開発するスタートアップ企業。
Glydcarと呼ばれる4人乗りの車両が幅 1・7m(一般的な道路車線の半分以下)の専用レーンを走行することで、多くの利用者がより快適に、持続可能かつ手ごろな料金で移動することを可能にする。また、CO2排出量がネットゼロになると同時に交通渋滞を緩和することで、気候変動への影響軽減にも貢献する。
同社は長期経営計画VISION 2030にて事業ポートフォリオ変革の追求と共にソリューション型ビジネスモデルの構築、およびサーキュラーエコノミーへの対応強化を基本戦略として掲げている。渋滞緩和、CO2削減に大きく寄与する新たな交通システムに対して、同社の特徴ある材料の提供に加え、開発から少量生産、市場投入後のメンテナンス、リサイクルまで幅広い支援が可能となる。
同出資によるイノベーションおよび新たな顧客価値の創造を通して社会課題の解決に貢献する。
2024年05月31日