ユニチカは5月31日、成型用樹脂製品について、2024年6月21日出荷分より価格改定することを決定したと発表した。
同社では継続して様々な合理化、省力化など徹底したコスト削減に努めてきたが、昨今の世界情勢や2024年問題などを含む国内諸問題、また直近の大幅な円安影響によって、原材料費はもちろんのこと、電燃費、物流費、各副資材費など製造コストを含むすべてのコストが上昇しており、自助努力の範囲を大きく超えるものとなってきている。
ついては、樹脂材料の重合設備維持や製品の安定供給を維持するため、価格改定を実施する。
対象銘柄は、「ユニチカナイロン6」(ナイロン6樹脂)、「Uポリマー」(ポリアリレート樹脂)、「XecoT」(高耐熱ナイロン樹脂)、価格改定幅は、「ユニチカナイロン6」が、1kg当たりプラス40円以上、「Uポリマー」が、1kg当たりプラス50円以上、「XecoT」が、1kg当たりプラス100円以上、2024年6月21日出荷分よりとなる。
2024年06月03日