ユニチカは5月31日、産業資材用合成繊維について、価格改定することに決定したと発表した。
原油価格の上昇による合繊原料の高騰だけでなく、エネルギー、物流、副資材、及び操業維持のためのコスト上昇に対して、様々な合理化策を推進し、企業努力によるコスト削減に努めてきたが、昨今の原燃料価格や諸経費の高騰は自助努力のみで対応できる範囲を大きく超えている。
このような状況下、現在の価格体系ではユーザーへの商品及びサービスの提供は困難であり、さらなる価格改定が必要と判断し、価格改定を実施する。
対象製品は、ポリエステル、ナイロン製の産業資材用合成繊維(長繊維・短繊維)、改定幅は、ポリエステル及びナイロン短繊維20%程度、ポリエステル高強力糸1kg当たり200円、ポリエステル及びナイロンモノフィラメント、20~40%、実施日は、2024年7月1日出荷分よりとなる。
2024年06月03日