ニッタは6月3日、低温環境に対応可能なベルトの販売を開始すると発表した。
近年、食料品の流通分野では、冷凍食品の需要増加やECサービスの拡大などによる低温物流市場が拡大している。それに伴い増加傾向にある冷凍倉庫では、限られたスペースの有効活用や、作業員の確保 ・労働環境改善のため、自動化ニーズも高まっている。
そこで、同社は冷凍倉庫の搬送工程において、マイナス30℃の環境下でもモーターに負担をかけず、常温と同等使用が可能な搬送ベルトを開発し、販売を開始する。
製品の名称は、PolySprint (ポリスプリント)TA12-LT。製品の特長は、マイナス30℃環境で使用した場合でも柔軟性を保つことができ、同社従来品よりも長寿命、コンペヤにかかる負荷を小さくでき、電流値を抑えられ、寒い日の早朝でもコンベヤの起動がスムーズとなる。また、チェーンによる搬送と比べて、グリスが不要でクリーンな搬送が可能、伸縮性に優れたエラスティックタイプで、BOR用途での利用に適しており、幅の広いコンベヤへの取付も簡単に可能となる。
2024年06月04日