横浜ゴムは6月23日、マツダが2024年4月に北米向けに発売した新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-70」の新車装着用タイヤとして「GEOLANDAR X-CV)」の納入を開始した。装着サイズはは「265/55R19 109V」で、同車は日本未発売となる。
今回新車装着された「GEOLANDAR X-CV」は、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向けに開発された「M+S」規格の新次元ハイウェイテレーンタイヤで、高いハンドリング性能と快適な乗り心地に加え、転がり抵抗低減の両立を実現している。
今回装着されたタイヤの開発でパターン、プロファイル、タイヤ構造は車両特性に合わせた専用チューニングを施されており、「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指す、横浜ゴム独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」を活用、進化計算(遺伝的アルゴリズム)により最適なピッチ配列としている。
現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで得た新たな知見が、本製品の技術開発の革新に活かされている。
「MAZDA CX-70」は電動化技術を全グレードで採用した2列シートミッドサイズSUV。走る歓びと環境安全性能の両立に加え、活動的なオーナーのライフスタイルと合致するデザインと機能性を備えている。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」の新車装着を推進している。
2024年06月05日