ダウは6月4日、タイのラヨン県マップタプットにおける統合製造施設において、プロピレングリコールの生産能力を拡大したことを発表した。
低資本・高リターンの追加投資により、プロピレングリコールの生産能力は年間8万t増え、総生産量は年間25万tとなる。これにより、ダウのマプタプットPG工場はアジア太平洋地域で最大となる。
マプタプット施設の統合生産ラインは、プロピレンオキサイドなど主要な上流PG原料を、コスト競争力を維持しながら供給し、川下の高価値PG市場の成長を安定的に支えている。
工業用中間体・インフラストラクチャー事業部プレジデント、ジェーン・パルミエリは 「世界で最も速く成長し、最もダイナミックな地域の一つにおける今回の生産能力拡大は、アジア太平洋地域やその周辺におけるお客様にとって技術革新と製造能力強化につながる。マップタプット工場の拡張は、既存の資産インフラを最適化するだけでなく、業界でのダウの地域的・世界的なリーダーとしての地位を確かなものとし、ユーザーへのより良いサービス提供を可能にする。」と述べている。ダウのプロピレングリコール製品群は、化粧品、食品、医薬品、その他日常的に使用される多くの製品に使用されている。
2024年06月05日