カネカは6月6日、同社の「カネカ生分解性バイオポリマーGreenPlanet」製のフィルム、発泡成型品が、スズキの船外機の梱包資材に採用されたと発表した。フィルムは船外機の埃除けカバーと付帯部品の袋、発泡成型品は緩衝材に使用される。
GreenPlanetは、石油資源に依存せず、環境にやさしいソリューションを提供したいという思いを原点に同社が開発した100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマー。幅広い環境下で優れた生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも容易に分解され CO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献する。
スズキは「スズキクリーンオーシャンプロジェクト」を立ち上げ、海洋プラスチックゴミの解決への取り組みを推進している。また、スズキマリン部門では日本で生産される船外機の完成品梱包について、2026年度までに石油由来プラスチックの使用量をゼロにする目標を掲げる中で、GreenPlanetの環境性能を評価いただき、この度の採用に繋がった。
同社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks Wellness First.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供している。同社独自の高分子技術とバイオ技術を用いた技術・用途開発をもとに、GreenPlanet をグローバルに普及させることで、サステナブル社会の実現に貢献していく。
2024年06月10日