ゴム・樹脂ロール特集 金陽社 24年は環境負荷本格化元年へ 工業用はフィルム・鉄鋼を拡販

2024年06月17日

ゴムタイムス社

 金陽社(東京都品川区、服部琢夫社長)の23年度業績は前期比で若干の減収だったもののほぼ同水準の着地となった。ロール部門全体の売上は前年を下回った。分野別では、フィルムや鉄鋼用などの売上は前年を上回るも、印刷用やOA機器用の売上が前年を下回ったことが響いた。フィルム用は中国景気の減速による在庫調整や投資抑制の動きが続いて、受注環境は厳しかったが、積極的な拡販活動が奏功した。印刷用では積極的な営業活動を進めてはいるが、紙離れなどを背景に新聞や一般商業印刷関係の顧客で受注減少が続き、「この流れを食い止めることができなかった」(同社)。
 一方、ブランケット部門は国内・海外とも増収で、ロールの減収

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