藤倉コンポジットは6月14日、オンラインで決算説明会を開き、森田健司社長が25年3月期(今期)業績予想や中計の進捗状況を説明した。
今期の業績予想は売上高が392億円で同3・7%増、営業利益は39億円で同7・6%増、当期純利益は32億円で同1・6%減を予想する。自動車市場では、日米は回復を見込んでいるが、「住宅設備やインフラ、半導体・液晶市場は下期までは在庫調整が続く」(森田社長)とみて、原材料費などの価格転嫁を重要課題として進める。また、ゴルフシャフト市場は市場の在庫調整が続くなかで回復を見込み、「引き続き新製品を市場に投入し好調をキープしていく」(森田社長)と語った。
21年3月期から25年3月期までの中期経営計画の進捗状況は、売上高は印材セグメントの撤退により計画比で減収、営業利益はスポーツ部門の好調により利益を確保している。また、同社は主要経営指標である営業利益率、ROE、PER
2024年06月18日