三井化学は6月18日、ワーク・ライフバランス(WLB)が主催する「男性育休100%宣言」に賛同したと発表した。
男性育休100%宣言とは、WLBが主催している企画で、企業や官庁が男性社員の育児休業を100%取得できる職場づくりを目指すことを宣言するもの。2024年4月時点では、約180の組織が賛同・宣言をしている。
同社は「多様な人材が自主・自律・協働を通じて価値を創出できる組織」を目指している。そのためには、全社員がライフステージごとに多様な働き方を選択しながら、生き生きと働ける環境づくりが必要であり、男性を含めたすべて社員の育休取得が当たり前になるような組織でありたいと考えている。
同社の男性育休取得率は現在90%と高い水準にあるが、より多くの社員が育休を取得しライフ・ワーク共に充実したキャリアを築いてもらうために更なる高みを目指して、「男性育休100%宣言」を行うこととした。
これまで育児と仕事の両立支援策として、法定を上回る育休制度整備(産前パパ休業、子が3歳になる年度末まで取得可能など)、フレックスタイムやテレワーク制度の早期導入などを行っている。また、管理職向けの男性育休研修や、パートナーとともに参加できる父親学級等も開催し、社員のマインド変革も同時に進めている。
今後も育休制度の浸透・活用促進、働き方改革、リスキリングやDX等による業務の見直し・高度化を含む社員の生産性向上施策などをさらに推し進め、男性を含めたすべての社員が育休をより取得しやすい環境を整えていく。
2024年06月20日