住友化学は6月18日、「化学製品のカーボンフットプリント算定ツールの開発と普及」を対象として、新化学技術推進協会(JACI)の第 23 回グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)賞「経済産業大臣賞」および「環境大臣賞」を受賞したと発表した。
JACIは、化学産業、ユーザー産業、アカデミアや国の主だった研究機関を構成会員として、化学技術イノベーションに関するさまざまな公共性の高い事業の推進を活動目的とする公益法人。本表彰は、GSCの推進に貢献する優れた業績を挙げた個人、団体を表彰するもので、同社は第3回の経済産業大臣賞(気相ベックマン転位プロセス)、第4回のGSC賞(塩酸酸化プロセス)、第8回の経済産業大臣賞(プロピレンオキサイド新製法)に続く4度目の受賞となる。
今回の受賞は、同社が化学産業に適した製品カーボンフットプリント(CFP)算定ツールCFP―TOMORを開発し、これを無償で他社に提供している取り組みが、化学産業の発展(経済産業大臣賞)と、環境負荷低減(環境大臣賞)の両面から高く評価された。