横浜ゴム、ヒルクライム参戦 3年連続総合優勝目指す

2024年06月21日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月19日、同社の米国のタイヤ販売会社であるヨコハマタイヤコーポレーション(以下、「YTC」)が、23日に米国・コロラド州で開催される「第102回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の6クラスに参戦する15台以上にグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」シリーズのウルトラハイパフォーマンスタイヤなどを供給する。同社は「アドバン」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、3年連続の総合優勝を目指す。
 今年はHyundai(ヒョンデ)がサポートするチームから参戦する3台の電気自動車にタイヤを供給する。同チームから2022年、2023年に「アドバン」を装着し2年連続優勝を果たしたRobin Shute(ロビン・シュート)選手も参戦し、同選手の駆る新型高性能電気自動車「Hyundai Ioniq 5 N TA Spec」はレーシングタイヤ「アドバンA005」を装着する。また、タイムアタック1クラスでは同じく「アドバン」を装着し2年連続で優勝しているDavid Donohue(デイビッド・ダナヒュー)選手など多数の有力選手に「アドバンA005」およびウルトラハイパフォーマンスタイヤ「アドバン Sport V107」を供給する。
 「パイクスピークGT4トロフィー by Yokohama」にはストリートスポーツタイヤ「アドバンA052」をワンメイク供給する。同クラスは昨年までポルシェGT4車両のワンメイクレース「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」として開催されてきたが、今年から他メーカーのGT4車両も参戦可能となり、よりエキサイティングなレースが期待される。
 「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2862mのスタート地点から標高4302mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。ヨコハマタイヤ装着車は2020年と2022年、2023年に総合優勝を果たしている。
 横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。その中で、モータースポーツ活動を「アドバン」「ジオランダー」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。

アドバンA005(ドライ用)

アドバンA005(ドライ用)

アドバンA052

アドバンA052

アドバン Sport V107

アドバン Sport V107

Robin Shute選手の「Hyundai Ioniq 5 N TA Spec (EV)」

Robin Shute選手の「Hyundai Ioniq 5 N TA Spec (EV)」

参戦リスト(リリース発表時点)

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