米国のPFAS規制強化に対応 クラレ 活性炭ビジネス拡大へ

2024年06月21日

ゴムタイムス社

 クラレは、米国で進むPFAS(有機フッ素化合物)規制強化の動きを踏まえ、子会社の米国カルゴン・カーボン社が展開する活性炭ビジネスの拡大に乗り出す。米国では24年4月に飲料水における新たなPFAS規制が制定された。同社はPFAS規制を活性炭ビジネスの成長機会と捉え、活性炭ビジネスをクラレのコアビジネスの一つとして育てていく。
 6月21日に開いた経営説明会では、川原仁社長、カルゴン・カーボン社からスティーブンR.ショット社長(クラレ執行役員)、ジェナルブリュワー上級副社長らが出席し、米国の飲料水のPFAS規制概要やカルゴン・カーボン社の活性炭事業の概要を説明した。
 説明会の冒頭、川原社長は「米国の飲料水のPFAS規制だけでなく、現在検討される米国の産業用途のPFAS規制、欧州や日本でもPFAS規制強化の動きがあり、当社の活性炭ビジネスは非常

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