環境型ターポリンで新銘柄 クラレプラスチックスが発売

2024年06月28日

ゴムタイムス社

 クラレプラスチックスは6月27日、環境対応型ターポリン「ハイドロックス」の新銘柄として、リサイクル塩化ビニル樹脂(リサイクル塩ビ)フィルムを使用したハイドロックス-Rを24年7月より発売すると発表した。製品名は「環境対応型ターポリン ハイドロックス-R」。用途は建築用養生シート、垂れ幕、フロアーシート、間仕切りカーテン、野積みシートなど。品番はRE-200(建築工事用シート2類クラス相当)、価格はオープン価格、発売日は2024年7月受注開始、販売目標は初年度1億円、26年度5億円となる。
 近年、環境に配慮した製品への関心が高まっており、ターポリン業界においてもその需要が拡大している。同社では、塩ビフィルムのマテリアルリサイクルに着目し環境対応型の銘柄開発を行った。
 ハイドロックス-Rの特長は、3点。
 リサイクル塩ビフィルムは、塩ビ複合材の製造工程で発生する、端材や規格外品などのプレコンシューマー材から塩ビのみを抽出し、マテリアルリサイクルしたもので、また、トレーサビリティが明確であり、SDS(安全データシート)の発行が可能となる。
 その他、ターポリン重量比でリサイクル塩ビフィルムを約7割使用しているという点、ターポリンの基本性能である防炎配合に加え、各種配合(防カビ・抗菌配合等)にも対応可能という特長もある。
 

ハイドロックス-R

ハイドロックス-R

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