三井化学が触媒科学賞発表 シカゴ大学教授が受賞

2024年06月28日

ゴムタイムス社

 三井化学は6月27日、2024年「三井化学触媒科学賞」および「三井化学触媒科学奨励賞」受賞者を決定したと発表した。
 同社グループは、化学および化学産業の持続的発展に寄与する目的で、世界の触媒科学分野において特に優れた業績をあげた研究者を表彰する制度を2004年に制定し、2005年3月に第1回の表彰を行っている。
 第10回となる今回も多数の応募をいただき、今般、受賞者を決定した。授賞式と各受賞者による記念講演は、2024年秋に実施する。
 2024年「三井化学触媒科学賞」受賞者(1名)、GuangbinDong博士(シカゴ大学教授)のタイトルは、「無駄のない効率的な有機合成を可能にした、触媒的炭素-炭素結合活性化、パラジウム(Pd)/ノルボルネン協同触媒反応、およびカルボニル官能基化法の革新的な開発」となる。
 2024年「三井化学触媒科学奨励賞」受賞者(2名)KearyMarkEngle博士(スクリプス研究所教授)のタイトルは、「選択的で予測可能な、モジュール式アルケン官能基化法の発見と広範に使用される有機金属触媒前駆体の開発」となる。
MingJooKoh博士(シンガポール国立大学准教授)のタイトルは、「持続可能な有機合成のためのベース金属触媒反応およびラジカル化学の展開」となる。
 日本化学会秋季行事「第14回CSJ化学フェスタ2024」内の同社主催コラボレーション企画「触媒科学フォーラム~触媒科学最前線~」(2024年10月24日午後)において触媒科学賞および触媒科学奨励賞の授賞式、受賞記念講演を実施する。

GuangbinDong博士

GuangbinDong博士

KearyMarkEngle博士

KearyMarkEngle博士

MingJooKoh博士

MingJooKoh博士

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