算定支援ツールの提供開始 バンドー化学、嚥下運動モニタで

2024年06月28日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は6月27日、ヘルスケア機器である嚥下運動モニタ「B4S」を導入するユーザーへ「口腔機能向上加算」算定支援ツールの提供を開始すると発表した。
 厚生労働省から2024年度の介護報酬改定における「リハビリテーション・個別機能訓練、口腔、栄養の一体的取組の推進」の方針が打ち出され、口腔機能向上訓練がますます重要になることが予想されている。
 これを受け、通所介護事業所や通所リハビリテーション事業所において、口腔機能が低下している人やそのおそれのある人が要介護状態への重度化防止や要支援状態からの改善に向けた取り組みを実施した場合、介護報酬が加算できる「口腔機能向上加算」への注目が高まっている。
 同社が提供する算定支援ツールは、口腔機能向上サービスに関する計画書、口腔機能改善管理指導計画書、口腔機能向上サービスの実施記録書など「口腔機能向上加算」の算定要件である必要書類の作成から提出までの支援を行う。
 これらの支援に加え、嚥下運動モニタ「B4S」で測定した、嚥下機能の評価指標となる「嚥下回数」や「嚥下間隔」の測定レポートを作成することができる。また過去の測定結果と比較するなど、口腔機能訓練の成果を確認することもできる。なお、当社の嚥下運動モニタ「B4S」を導入したユーザーには、この算定支援ツールを無償で提供する。
 2021年10月に販売を開始したヘルスケア機器である嚥下運動モニタB4Sは、同社が開発した伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCHR」を活用し、非侵襲的な手法を使い、今まで嚥下訓練の施術者にしか把握できなかった嚥下時の喉の動きを可視化し、被験者と共有することにより、嚥下訓練のモチベーション向上につながることが期待でき、言語聴覚士などリハビリに関わる方面から高い評価を得ている。

嚥下運動モニタB4S

嚥下運動モニタB4S

口腔機能向上サービスに関する計画書(サンプル)

口腔機能向上サービスに関する計画書(サンプル)

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