ブリヂストンは6月28日、ステークホルダーの方々に同社の中長期的な企業価値向上に向けた考え方や取り組みを包括的に伝え、対話を通じた相互理解をより一層深めていくことを目的に、「Bridgestone 3・0 Journey Report(統合報告2024)」を同日発行し、同社Webサイトで公開したと発表した。
「Bridgestone 3・0 Journey Report(統合報告2024)」では、「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」を北極星・道筋とした中期事業計画(2024~2026)(24MBP)における価値創造を、ビジネス具体化シナリオに沿ってわかりやすく伝えることを重視している。
中期事業計画(2024~2026)-24MBPでは、中期事業計画 (2021~2023)を総括した上で、「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」を北極星・道筋とした24MBPにおける価値創造について、前提となる事業環境認識、グローバル経営リスク対応、グローバル経営指標、効果と効率を最大化するシン・グローカル経営体制などの全体像を紹介している。
24MBPでは、ビジネス具体化シナリオとして、「良いビジネス体質を創る」、「良いタイヤを創る」、「良いビジネスを創る」、「良い種まきを実施し、新たなビジネスを創る」の4つで構成されるビジネス具体化シナリオに沿って、価値創造へよりフォーカスしていくことを紹介している。
持続的なサステナビリティ価値創造の基盤構築では、商品を「創って売る」、「使う」、原材料に「戻す」という、バリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立に向けた取り組みやネイチャーポジティブに向けた活動の進捗、ビジネス具体化シナリオと連動したサステナビリティ価値創造について紹介している。
財務戦略では、財務ターゲットとして、最重要経営指標と位置付けるROICを意識する経営、ROEなどのグローバル経営指標や事業ポートフォリオ・エリア別の財務ターゲット、設備投資や戦略リソースの事業ポートフォリオ別配分などについて紹介している。
信頼の醸成では、持続的な価値創造を支える基盤として、統合報告を起点としたステークホルダーエンゲージメントや地域共生の取り組みを通じた社会との信頼の醸成、人権の尊重や天然ゴムバリューチェーンにおける活動など、サステナビリティ優先課題への取り組みを紹介している。
2024年07月01日