西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長)は6月28日、大阪市北区の中央電気倶楽部で「ベルト部会・商工懇談会」を開催した。商業者側からはベルト部会の会員など16人、メーカー側から4人が出席した。
冒頭、あいさつに立った小島理事長は「最近気になるのは円安だ。先日も1ドル161円台を付けて約37年ぶりの歴史的な水準にある。ベルトは直接輸入されるケースは少ないかもしれないが、原材料は輸入に頼っている部分が多いので難しいと局面にあると思う」と述べた上で、「値上げが通る環境は以前と比べるとだいぶ整ってきた。商工が集う貴重な場でもあるので価格を含めてディスカッションを深めてほしい」など話した。
続いて吉村介秀副部会長が第27回ベルト流通動態調査(令和6年4月調査)を発表した。主な設問項目は、最近6ヵ月間(令和5年10~令和6年3月)の売上と市場価格、次の1年間(令和6年4月~令和7年3月)の売上高と市場価格の見通しについて、最近6ヵ月間の貴社のベルト取扱高、ベルトの在庫について、輸入品の影響と取扱などに尋ねた。
最近6ヵ月間の売上は、伝動(V型・歯型・特殊)は「横ばい」と「やや落ちている」と回答した割合が
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