横浜ゴムのまごころ基金 マレーシアに2回目の支援

2024年07月05日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは7月4日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が2024年6月、「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」へ活動支援金を寄付したと発表した。
 同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は約60万円となる。同団体への支援は2022年に続き2回目となる。
 「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」はマレーシア・サラワク州にあるボルネオ島北西部の熱帯雨林において過度な開発から森林を守り、緑化を推進するため、サラワク州森林局並びに先住民族の理解と協力を得ながら植林活動を続けている。
 また、近年は植林事業を安定させ、森林の保全・育成を図るために、先住民族の生活基盤を従来の焼畑農業依存から植林事業への参加報酬や植林樹木からの換金作物(樹脂、果実)、コーヒー生産者組合の構築などへ転換していくための支援を続けている。今回の支援金は、2ヘクタール分の植林に使用する。
 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立した。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
 同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。

2022年に支援を実施した植林場所の維持活動の様子

2022年に支援を実施した植林場所の維持活動の様子

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