カネカは7月3日、耐衝撃性改良樹脂(カネエースB、カネエースM、カネエースFM)、加工性改良樹脂(カネエースPA)および耐熱性改良樹脂(カネカテルアロイ)の販売価格を、7月22日出荷分より値上げすると発表した。
改定する品目と改定金額は、耐衝撃性改良樹脂(カネエースB、カネエースM)が80円以上/kg、耐衝撃性改良樹脂(カネエースFM)が60円以上/kg、加工性改良樹脂(カネエースPA)が40円以上/kg、耐熱性改良樹脂(カネカテルアロイ)が70円以上/kgとなる。
主原料であるBD(ブタジエン)MMA(メチルメタクリレート)モノマーやBA(ブチルアクリレート)モノマーなど、主原料の価格が上昇している。加えて、物流費用などの諸費用も上昇しており、事業収益を大きく圧迫している。
同社は、コスト圧縮などで事業収益の改善に努めてきたが、企業努力で吸収できる範囲を大きく超えており、今後の安定供給のためには価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
2024年07月05日