三菱ケミカルグループは7月8日、植物由来の生分解性樹脂コンパウンドフォゼアスの海洋生分解性グレードが、中備化工有限会社のストローに採用されたと発表した。また、ストローとしては初めて、日本バイオプラスチック協会の「海洋生分解性バイオマスプラ」マークを取得した。
Forzeasは、同社グループの植物由来の生分解性樹脂BioPBSを使用したコンパウンドで、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される。このたび採用されたForzeasのグレードは、日本バイオプラスチック協会の海洋生分解性バイオマスプラのポジティブリストに収載されている。
この認証は、海洋での生分解性および安全性を確認したプラスチック製品が登録され、バイオマスプラスチック度が25%以上の場合は、海洋生分解性バイオマスプラとして認定される。海洋生分解性を有したForzeasは、今回のストローをはじめ、レジ袋など他の製品への採用が広がっている。
同社グループは、革新的なソリューションを提供するスペシャリティマテリアルグループとして、これからもBioPBSやForzeasの展開を通じ高付加価値な製品を提供するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していく。
2024年07月09日