住友理工は7月9日、7月16日(火)~18日(木)に東京ビッグサイトで開催される「SPORTEC2024」に初出展すると発表した。
当展示会は、「スポーツ人口を増やし、スポーツ競技力向上と健康社会を実現する」をビジョンに掲げ、スポーツを「もっと身近に」「もっと推進する」ことを目的に開催しており、世界中のスポーツ関連企業・団体が出展する、日本最大のスポーツ産業展となっている。
同社ブースでは、独自開発した体圧分布センサー「スマートラバー(SR)センサ」の活用をはじめとした、「スポ住友理工、SPORTECに初出展ーツ分野における体動・圧分布・重心・骨格の解析」をテーマに技術・製品を展示する。
足圧分布センサー+骨格センサーは、利用者の重心と姿勢を同時に計測できる、姿勢測定システムで、シート型足圧分布センサーと骨格検出AIカメラの組み合わせにより、リアルタイムでの姿勢の見える化を実現する。特に重心移動や重心ブレの見える化は、身体の軸を意識する各種スポーツやフィットネスの上達に有効であり、展示会当日はデモ機にて体験可能。
足圧バランス計は、同社が独自開発したセンサーで、立位での圧力分布と重心の移動量を計測できる製品。立位での体のバランス計測や、足の形状測定も可能で、重心移動量の計測では、高齢者の健康テストから、アスリートの可動域の確認等に活用できるセンサーとなっている。
モニライフは、同社が独自開発したセンサーを、クッション形状に加工した製品。元々は、車の運転席シートに設置し、センサーで計測した座面の圧力変化のデータを取得することで、生体情報(心拍成分や呼吸成分などのバイタルデータ)が推定できるように開発した。クッション型センシング機器による計測データをもとに、激しい運動後の体の回復状態をみることで適切な運動のサポートにつなげる。
咬合力センサーは噛む力(咬合力)を計測するために、小型化、馬蹄形にしたセンサー。この技術を用いて、医療機器「口腔機能モニターOramo-bf」を事業化し、現在歯科業界で活用されている。人が噛んだ際の力や面圧分布、噛み合わせのバランスを可視化することが可能で、運動パフォーマンスと咬合力の相関性の検討にも応用が期待できる。
2024年07月10日