三菱ケミカルグループは7月16日、石油化学製品について価格改定を実施することとし、取引先との交渉を開始すると発表した。
対象製品は、アセトン、メチルイソブチルケトン、ダイアセトンアルコールで、改定幅は、アセトンが1kg当たりプラス16円以上、メチルイソブチルケトン、ダイアセトンアルコールが、1kg当たりプラス21円以上、改定時期は、2024年8月1日出荷分からとなる。
アセトン、メチルイソブチルケトン、ダイアセトンアルコールの主原料であるナフサ価格は、原油市況の上昇と為替等の影響により、85,000円(国産ナフサ基準価格)を伺う勢いで上昇している。こうした大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、採算是正と安定供給維持のため、上記のとおり価格改定を実施せざるを得ないと判断した。