タイガースポリマーはこのほど、ゴムシート製品全般について24年10月１日受注分より価格改定を実施すると発表した。価格改定率は20％以上となっている。
原材料価格等の高騰を背景に、同社は昨年３月よりゴムシート製品全般で価格改定を実施した。しかし、原材料価格上昇の圧力は今もなお続いている。さらに、円安基調でのユーティリティコストアップ、配送料や労務費の高騰もあり、製造業を取り巻く環境は厳しさを増しており、今後もこの情勢が継続するものと考えている。そうした環境下、同社は原材料価格交渉、ロス削減、配送の効率アップ、製造のオートメーション化等を図ってきたものの、価格上昇をカバーするには及ばず、昨年に引き続いて今年もゴムシート製品価格の改定をせざるを得なくなった。「大変心苦しいお願いではあるものの、事業継続及び安定供給維持のため、価格改定を実施することにした」（同社）としている。
