豊田合成がレタラ社に出資 人工衛星用のエンジン開発企業に

2024年07月29日

ゴムタイムス社

 豊田合成は7月26日、人工衛星用のエンジンを開発するレタラに出資したと発表した。
 レタラ社は、人工衛星が打ち上げ後により望ましい軌道へ移動できるエンジンを開発する北海道大学発のスタートアップ。プラスチックと酸化剤を用いた燃料の技術により、宇宙では困難な安全性と推進力を両立することで、宇宙空間で課題となっている人工衛星同士の衝突や宇宙ゴミの回避、さらには、月などにステーションが建設される未来における安全かつ自由な移動の実現を目指している。
 同社は、自動車産業が業界の垣根を越えて大きく変化しつつある中、持続的な事業成長の実現を目指し、既存事業にとらわれない新規領域への開拓を進めている。同社が展開する宇宙関連ビジネスは、今後成長が見込めることから、将来的に同社の技術が活かせる分野の探索を見据え、同分野での知見を高めるために出資した。

人工衛星向け推進エンジンと燃料

人工衛星向け推進エンジンと燃料

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