合成ゴムは増収・利益横ばい 旭化成、4~6月期決算

2024年07月31日

ゴムタイムス社

 旭化成は7月31日、堀江俊保代表取締役兼専務執行役員らが出席し、24年度第1四半期決算説明会をオンラインで開催した。24年度第1四半期業績は売上高が7359億3400万円で前年同期比13・1%増、営業利益は498億7300万円で同128・9%増、経常利益は537億1800万円で同151・3%増、四半期純利益は340億9200万円で同255・5%増となった。
 24年度第1四半期はマテリアル、ヘルスケア、住宅の全セグメントで増益となった。第1四半期の営業利益増減額(前年同期比281億円増)のうち、為替で100億円の増益となった。「当初の為替感応度では約70億円程度の為替益を想定していたが、数量もきっちり残せたため、想定を上回る為替益となった」(堀江氏)と説明した。
 セグメント別では、マテリアルの売上高は3505億円で同18・1%増、営業利益は266億円で同249・4%増と大幅な増益となった。
 マテリアルのうち基礎原料やポリマー、合成ゴム、エラストマーなどが含まれる環境ソリューション事業の売上高は1469億円で同26・4%増、営業利益は99億円(前年同期は7億円の損失)となった。うち、基盤マテリアル事業の売上高は880億円で同32・9%増、営業利益は61億円(同51億円の損失)となった。基盤マテリアル事業における交易条件の改善や石化市況の上昇により前年同期比で増益となった。
 合成ゴム(SSBR・BR)・エラストマー事業の24年度第1四半期は、数量

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