出光アジアが共同検討開始 気候変動緩和プロジェクト

2024年08月06日

ゴムタイムス社

 出光興産は8月5日、同社のグループ会社である出光アジアとマレーシアの国営石油会社であるPetroliam Nasional Berhad(ペトロス)のグループ会社であるPETCO TRADING LABUAN COMPANY LTD(PTLCL)が、マレーシア国内外における気候変動緩和プロジェクトの探索と事業化に向けた共同検討に関する覚書(MOUーMemorandum Of Understanding(同MOU))を締結したと発表した。
 出光アジアとPTLCLは、同MOUの締結により、発電・輸送・農業・廃棄物を含むさまざまな分野においてGHG排出削減に寄与するプロジェクトを共同で探索する。また両グループが石油・石油化学事業で長年培ってきた強固なパートナーシップと、それぞれのグループにおいてトレーディング機能を担う出光アジア・PTLCL両社の強みを生かし、カーボンクレジットを含む環境証書の創出等を通じた事業化を共同検討する。
 PETCO CEO兼PTLCL CEO Shamsul Bahari Salleh氏は、「PTLCLと出光アジアの両社が有する強みと専門性を結集させ、マレーシア国内外における気候変動緩和プロジェクトの実現を目指していきたい。グローバルなネットワークを活用しながら、志を同じくする出光のようなパートナー企業とのコラボレーションを加速させ、経済発展とサステナビリティを車の両輪としながら持続可能な未来を創り上げていく」とコメントしている。
 出光アジア社長田中秀憲氏は、「地球温暖化による気候変動を緩和するという重要課題に対し、PTLCLと共に取り組めることを大変光栄に感じている。ペトロナスと出光興産グループの強固なパートナーシップをさらに深化させ、マレーシア国内外の持続可能な発展に貢献する革新的な気候変動緩和プロジェクトの実現を目指していく」とコメントしている。

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