住友理工は8月5日、カプセルホテル運営会社である株式会社ナインアワーズが運営する、2024年8月9日オープン予定のホテル「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」の全70床に同社製品である「モニライフ・ウェルネス」が実装され、当ホテル事業での累計導入台数が450台を超えたと発表した。
同社が、独自開発した柔軟導電ゴム材料「スマートラバー(SR)」を応用した圧電式のセンサー「モニライフ・ウェルネス」は、微弱な振動も測定できることが特長で、心拍成分や呼吸成分由来の生体情報を取得することができる。また、体の下に敷くだけで計測ができる本製品は、利用者に就寝時の違和感によるストレスを与えることなく使用することが可能。
このモニライフ・ウェルネスから取得できる情報を基に、ナインアワーズの独自解析技術を用いて開発・実装されている睡眠解析サービスが「9h sleep fitscan(ナインアワーズ スリープフィットスキャン)」。同サービスは、利用者の睡眠中のデータを収集し、後日、レポートを受け取ることができ、「ナインアワーズ赤坂スリープラボ」「ナインアワーズウーマン新宿」「ナインアワーズ大手町」「ナインアワーズ水道橋」の4店舗にて現在実装されている。
今回オープン予定の「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」では、全70床全てのカプセルユニットに「9h sleep fitscan」が実装されている。今後は、脳波センサーをはじめとした最先端センサーテクノロジーの活用や、ビッグデータと連携した各種データの統合解析を実現する。ナインアワーズは、当ホテルを最新鋭のスリープテックホテルのモデルケースとして、今後も店舗数を拡大していくとしている。
同社グループは、経営Vision「2029年 住友理工グループ Vision」にて、2029年のありたい姿を「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディンカンパニー」と設定した。今後も、モニライフ・ウェルネスをはじめとしたヘルスケア製品による健康へのサポートや、安全・快適の提供拡大に向けた技術の進化・融合を推進し、社会課題の解決に貢献していく。
2024年08月06日