不二ラテックスの25年3月期第1四半期連結決算は、売上高が18億1400万円で前年同期比3・1%減、営業利益は9400万円で同4・9%減、経常利益は1億200万円で同19・0%増、四半期純利益は7100万円で同13・5%増となった。
セグメント別にみると、医療機器事業の売上高は6億7600万円と同21・6%増、セグメント利益は5100万円(前年同期は1300万円の損失)となった。主力のコンドームは、海外向けを中心に売上を伸ばし好調に推移した。また、新素材コンドームSKYNを はじめとするヘルスケア商品群の売上が前年を上回り、概ね順調に推移した。メディカル製品は前期比で増収を確保した。利益面では生産歩留まりの大幅な向上や販売費節減への継続的な取り組み成果により、円安による輸入品の採算低下や労務費等のコスト増を吸収し、前期比で増益となった。
精密機器事業の売上高は9億5700万円で同10・7%減、セグメント利益は1億6900万円で同24・8%減となった。
SP事業の売上高は1億2200万円で32・5%減、セグメント利益は200万円(前年同期は100万円の損失)となった。
25年3月期通期連結業績予想は前回公表から変更はなく、売上高が81億円で前期比7・9%増、営業利益は5億4000万円で同22・8%増、経常利益は5億1000万円で同33・5%増、当期純利益は2億9000万円で同0・1%増を見込んでいる。