ブリヂストンは8月6日、鉱山・建設車両用タイヤの生産拠点である北九州工場に戦略投資を実施し、既存設備を刷新し、27年中に完了する予定と発表した。投資金額は約250億円となっている。
この投資は、2030年長期アスピレーション実現に向けた中期事業計画(2024~2026)に基づく戦略投資として、量の拡大ではなく、質の向上へフォーカスし、同社のプレミアムタイヤ事業を牽引する鉱山車両用タイヤビジネスを強化するものになる。
北九州工場は、同社の「断トツ商品」である鉱山・建設車両用タイヤ「ブリヂストン マスターコア」などを生産する戦略生産拠点であり、高品質な商品をグローバルへ供給している。
今回の戦略投資により、日本のモノづくり力を更に向上させ、高品質で安定した生産体制を確保し、グローバルに「断トツ商品」の競争力を強化する。加えて、安全・防災・環境・品質及び生産性など全てのレベルを高めるとともに、次世代の「断トツ商品」へも対応できるようになる。
また、この投資を通じて、地元地域へも貢献し、安心・安全で持続可能な社会の実現も支えていく。 なお、今回の戦略投資は、既存設備を刷新するもので、生産量については、現在と同じ水準を維持する予定になるとしている。