帝人の25年3月期第1四半期連結決算は、売上高が2553億4100万円で前年同期比11・5%増、事業利益が104億円で同115・7%増、営業利益が80億4100万円で同75・0%増、税引前利益が83億8900万円で同58・8%増、四半期利益が52億1500万円で同91・4%増、四半期利益は44億5100万円で同110・2%増となった。
セグメントのうち、マテリアル事業領域の売上高は1233億円で前年同期で176億円増、事業利益は24億円で同29億円増となった。 同事業のうち、樹脂の販売量増加および複合成形材料での収益性改善効果の追加発現などにより増益となった。一方でアラミドと炭素繊維は販売量は増加したものの、販売価格の低下や労務費のインフレ影響、IT基盤構築等様々な要因で減収となった。
25年3月期の連結業績予想は前回発表から修正した。それによると売上高1兆100億円(前回発表9750億円)で前期比5・2%増、営業利益は230億円(同200億円)で同4・8%増、事業利益は230億円(同160億円、前年同期は49億円の損失)を見込んでいる(当期利益は未定)。
2024年08月08日