住友ゴム工業は８月７日、決算説明会を開催し、24年12月期第２四半期連結決算の説明を行った。
第２四半期決算（ＩＦＲＳ）の売上収益は５８７０億４１００万円で前年同期比４・６％増、事業利益は４２２億９４００万円で同１４７・６％増、営業利益は４１９億５１００万円で同１４９・６％増、四半期利益は３８７億２９００万円で同３７２・５％増となった。
第２四半期業績について、山本悟社長は「過去最高の売上収益と事業利益を達成した。タイヤ事業、スポーツ事業においても過去最高の売上収益、事業利益となった」と説明した。増収増益の要因については「タイヤ事業では海外市販用が欧州で増販、海外新車用が北米で増販したこと」などを挙げた。
第２四半期の事業利益の増減要因を見ると、直接原価49億円、固定費32億円、価格15億円、経費11億円が減益要因となったものの、数量・構成他１８６億円、為替１２９億円、原材料35億円、スポーツ事業５億円、産業品他４億円が増益要因となり、計２５２億円の増益となった。
セグメント別では、タイヤ事業の売上収益は４９６１億１３００万円で同５・３％増、事業利益が３４０億９００万円で同２４８・５％増となった。
国内新車用は、一部の自動車メーカーにおける減産の影響などにより、販売量は前年同期を大きく下回った。海外新車用はアジア圏における日系新車メーカー向けを中心に大きく減少した。海外市販用は、アジア・大洋州地域において、中国での販売は市況低迷の影響で低水準にとどまっている。東南アジアでも総じて市況が低調ななか、販売が前年同期を下回った。
米州地域においては、北米では新製品を年初に発売した主力商品のワイルドピークシリーズを中心に販売の勢いを維持 したほか、二輪車用タイヤも堅調に推移したが、前年同期も販売が好調であったこともあり、販売は前年を下回まった。
スポーツ事業の売上収益は７１５億７３００万円で同５・０％増、事業利益は69億６６００万円で同８・３％増となった。
産業品他事業の売上収益は１９３億５５００万円で同11・８％減、事業利益は12億９７００万円で同49・３％増となった。
医療用ゴム製品については、欧州の製造・販売子会社株式の譲渡
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