横浜ゴムは8月7日、シンガポールの子会社Yokohama Rubber Singapore Pte.と共同で、天然ゴムサプライヤーとの交流と問題意識共有のためのイベント「サプライヤーズデー」を2024年7月にシンガポールで開催したと発表した。
同イベントは、天然ゴムの持続可能な調達を目指す取り組みの一環として2016年から開催しており、2018年、2022年に続き今回で4回目となる。
2018年以来6年ぶりに対面での開催となった今回のイベントには、中国、グアテマラ、インドネシア、コートジボワール、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの8ヵ国から天然ゴムの生産者や商社など計30社、61名が参加。イベントでは同社のマテリアリティ(重要課題)の見直しに合わせて進めている持続可能な天然ゴム調達方針の改定の内容や天然ゴムにおける同社グループの持続可能な調達活動の取り組みなどを説明し、サプライヤーと情報共有した。
また、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)のStefano Savi代表(Director)からも、現地にて同イベントの開催を祝うメッセージとGPSNRの活動についての講演をいただいたほか、同社の山石昌孝代表取締役会長兼CEO、清宮眞二代表取締役社長兼COOからの感謝のメッセージ動画の放映や特に貢献いただいたサプライヤーへの表彰を行い、パートナーシップの強化を図った。
同社は2018年10月にGPSNRに創設メンバーとして参画するとともに「持続可能な天然ゴムの調達方針」を策定し、継続的な方針の見直しによりGPSNRの活動との連携を強めている。今回のセミナーイベントは同方針に掲げられた「サプライヤー様とのコミュニケーション」を反映したもので、今後も同方針で定めた活動指標に沿った取り組みを実施し公表していく。
また、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に取り組んでおり、その一環として天然ゴムをはじめとしたサステナブルな原料調達に向けた活動を推進している。
同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。
2024年08月08日