積水化学海外子会社、印に支店 現地建材需要の増大に対応

2024年08月09日

ゴムタイムス社

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは8月8日、海外グループ会社のSEKISUI SPECIALTY CHEMICALS(タイ)(SSCT)のインド支店を開設したと発表した。SSCTは樹脂配管材向け塩素化塩化ビニル(CPVC)樹脂の製造とコンパウンドを行う会社。「デュラストリーム」ブランドとして、建築需要が拡大するインドや中東向けに主に耐熱配管材の原料として2015年から販売を行っている。
 近年、インドなどアジアや中東においても、住宅や工場などの建築物に使用されている配管材は金属系からCPVC製などの樹脂管への代替が進んでおり、併せて経済成長に伴う建築需要も旺盛となる。これに伴い、CPVC樹脂の需要は今後も堅調な伸びが期待されている。
 環境・ライフラインカンパニーでは、今中期経営計画「Drive2・0ーThe 2nd phase for 2030ー」において、海外マーケティング体制の整備・拡充によるエリアの拡大・深耕を成長施策として掲げており、建築需要の拡大が続くインドにおける樹脂配管材向け塩素化塩化ビニル(CPVC)樹脂およびコンパウンドの拡販と、環境・ライフラインカンパニー製品の同国でのさらなる需要創出・拡大に向けた営業およびマーケティング活動を展開していく。

SSCTビル外観

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