米欧州と南・西アジアで増収増益 日精ASBの10月~6月

2024年08月23日

ゴムタイムス社

 日精エー・エス・ビー機械の24年9月期第3四半期決算は、売上高が264億5900万円で前年同期比9・7%増、営業利益は51億8200万円で同0・3%増、経常利益は58億600万円で同20・9%増、四半期純利益は41億2300万円で同21・6%増となった。

 地域別では、米州の売上高は93億6300万円で同118・3%、セグメント利益は12億9600万円で同138・6%となった。堅調な中南米地域に加え、北米でも機械需要が回復した結果、当期の受注高は98億4800万円(同133・7%)と第3四半期として過去最高となった。

 欧州の売上高は53億900万円で同116・5%、セグメント利益は7億7500万円で同200・0%となった。経済環境には不透明感が見られるものの、生活必需品に根差した同社需要は堅調であり、当期の受注高は55億8800万円(前年同期比96・4%)と前年同期に比べ減少したものの高水準を維持しており、第3四半期として過去2番目の高さとなった。

 南・西アジアの売上高は77億7600万円で同103・7%、セグメント利益は15億7900万円で同145・1%となった。東南アジア市場は市況回復に時間を要しているものの、インド及び中東市場が堅調に推移した結果、当期の受注高は87億2200万円(前年同期比104・4%)と第3四半期として過去最高となった。

 東アジアの売上高は40億1000万円で同96・7%と減収となり、その結果、セグメント利益も37億2700万円で同81・6%と減益となった。日本市場での大口案件の受注が引き続き好調に推移したことにより、当期の受注高は77億6400万円と第3四半期として過去最高となった。

 24年9月期通期連結業績予想は変更なく、売上高372億円で同6・9%増、営業利益78億円で同8・8%増、経常利益79億円で同13・6%増、当期純利益55億5000万円で同9・1%増を見込んでいる。

 

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