出光興産、新エンジンオイル開発 世界初の植物由来でレース性能

2024年08月09日

ゴムタイムス社

 出光興産は8月7日、植物由来の原材料を80%以上用いたレース性能を有するエンジンオイル「IDEMITSU IFG Plantech Racing」(イデミツ アイエフジー プランテック レーシング、粘度グレード:0W-20、以下「本製品」)を開発したと発表した。本製品は API(米国石油協会)のSP認証を取得しており、植物由来のベースオイルを用いたレース性能およびAPIのSP認証を持つエンジンオイルの開発は、世界初となる。
 「IDEMITSU IFG Plantech Racing」は、環境への負荷軽減を考えた植物由来のベースオイルを使いながら、レース性能を有しAPIの承認も取得した世界初のエンジンオイルであり、一般社団法人日本有機資源協会が発行するバイオマスマークの認定(認定番号:No・230315)も取得している。
 本製品は、同社の 潤滑油販売拠点がある世界13ヵ国を中心に販売されている、「IDEMITSU IFG/IRG Series」のDNAを受け継いだ最上位モデルである。
 製品の販売は、2024年11月頃の開始を予定しており、詳細は10月頃に発表する。
 同社は1911年の創業以来、緻密な設計にこだわり続け、潤滑油の技術力を磨いてきた。今後も、独自の技術力を通じ、ドライビングエンスージアスト(運転好き)のユーザーに喜んでもらえる製品を開発していく。

「IDEMITSU IFG Plantech Racing」パッケージイメージ

「IDEMITSU IFG Plantech Racing」パッケージイメージ

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