朝日ラバーの２０２５年３月期第１四半期連結決算は、売上高が18億３８００万円で前年同期比10・４％増、営業利益は１２００万円（前年同期は２００万円の損失）、経常利益は１４００万円で同29・２％増、当期純利益は４００万円で同31・７％減となった。
セグメント別では、工業用ゴム事業の売上高は14億３００万円で同８・８％増、セグメント利益は３４００万円で同５・７％増。工業用ゴム事業では、自動車向け製品の受注は、自動車内装照明用のＡＳＡ ＣＯＬＯＲ ＬＥＤ、スイッチ用ゴム製品の受注ともに増加した。また、卓球ラケット用ラバーの受注も好調に推移した。一方で、自動認識機器に使用されるＲＦＩＤタグ用ゴム製品の受注は、前連結会計年度に続き事業環境の影響を受け低迷した。
医療・衛生用ゴム事業の売上高は４億３５００万円で同16・０％増、セグメント利益は４３００万円で同28・３％増。医療・衛生用ゴム事業では、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓や医療用逆止弁、医療シミュレータの受注が増加した。一方、プレフィルドシリンジガスケット製品は、顧客の生産調整等の影響により受注が低迷した。
２０２５年３月期通期連結業績は当初予想から変更はなく、売上高は77億７２００万円で前期比８・２％増、営業利益は２億８１００万円で同79・６％増、経常利益は２億６３００万円で同34・８％増、当期純利益は１億８３００万円で36・７％増を見込んでいる。
