ポバール興業の25年３月期第１四半期連結決算は、売上高が８億５００万円で前年同期比10・３％減、営業利益は４７００万円で同13・７％減、経常利益は５９００万円で同６・２％増、四半期純利益は２００万円で同62・３％減となった。
セグメント別では、総合接着・樹脂加工の売上高は６億８４００万円で同０・４％減となった。ベルト関連製品は、主に自動車・鉄鋼業界を中心に堅調に推移した。研磨関連製品は、ディスプレイ業界向けの研磨部材が客先の在庫調整の影響によって減少した。
特殊設計機械の売上高は１億２１００万円で同42・７％減となった。特殊設計機械事業においては、資材高騰による設備投資の鈍化が見られ、受注環境は厳しい状況が続いている。
通期の連結業績予想は前回発表（５月14日）から修正はなく、売上高が34億７０００万円で前期比３・３％減、営業利益は２億６０００万円で同18・２％減、経常利益は２億８０００万円で同19・０％減、当期純利益は１億３８００万円で同25・７％減を見込んでいる。
