東海カーボンの24年12月期第2四半期連結決算は、売上高が1709億2200万円で前年同期比4・2%減、営業利益は84億2400万円で同61・2%減、経常利益は105億2000万円で同56・4%減、四半期純利益は36億6100万円で同77・0%減となった。
カーボンブラック事業の売上高は795億8500万円で同7・8%増、営業利益は108億8700万円で同1・1%増となった。タイヤメーカーにおける補修用タイヤの在庫調整が継続しており、販売数量は前年同期比で減少したものの、コスト上昇分の一部を製品価格に転嫁したこと及び為替等の影響により、売上高・営業利益ともに前年同期比で増加した。
ファインカーボン事業の売上高は264億5900万円で同23・8%増、営業利益は66億200万円で同31・0%増となった。スマートフォン・パソコン需要は緩やかな回復に転じており、米国対中輸出規制の影響があるものの、メモリ半導体市場向け主要製品Solid SiCフォーカスリングの販売は前年同期比で増加した。 パワー半導体向け販売は堅調に推移し、セグメント全体として前年同期比で増収増益となった。
24年12月期通期連結業績予想は直近から変更はなく、売上高は3700億円で前期比1・7%増、営業利益は230億円で同40・6%減、経常利益は230億円で同44・7%減、当期純利益は150億円で同41・1%減を見込んでいる。
2024年08月20日