ＵＢＥは８月９日、24年10月13日に「第17回ＵＢＥクラシックコンサート」を開催することを決定したと発表した。日本フィルハーモニー交響楽団によるコンサートは、同社が創業の地である山口県宇部市で長年にわたり社会貢献活動として開催してきたものであり、地域の音楽文化振興とともに音楽教育（学校教育）支援に重点をおいた活動として実施している。
具体的には宇部市、山陽小野田市と美祢市の近隣小中学生を同公演へ招待し、より多くの子どもたちにクラシック音楽に触れる機会を提供し、音楽教育を通じて成長を支援することを目指す。これはＳＤＧｓの目標４「質の高い教育をみんなに」への貢献にもつながっている。
同年は、指揮者の大井剛史氏とフルート奏者の高木綾子氏を招へいした。大井氏は全国の主要オーケストラで指揮者を務めるとともに、トーク付きコンサートや子どものためのコンサートなどを通じて、多くの方々に音楽に親しんでいただくことにも情熱を注がれている。また高木氏は確かなテクニックと個性溢れる音色でジャンルを超えた音楽性で注目を集めており、同コンサートとしてはソリストにフルート奏者をお迎えするのは初めてとなる。
なお ２００８年にコンサートを開始して以来、入場料収入は全額を地域の音楽文化振興に活用している。同年も、宇部市内の中学校吹奏楽部への楽器寄贈等を実施する予定となる。またコンサートと併せて、日本フィルハーモニー交響楽団による宇部市内の病院での「ふれあいコンサート」や中学校の吹奏楽部を対象とした「音楽クリニック」の開催も予定している。
同社グループでは、持続可能な社会の実現に向けて「ＵＢＥグループサステナビリティ基本指針」を定め、役員・従業員の一人ひとりが貢献を目指すとともに、「成長」「環境」「社会」「経営（ガバナンス）」それぞれのマテリアリティ（重要課題）を特定し、その解決に積極的に取り組んでいる。
この考え方のもと「ＵＢＥクラシックコンサート」を、音楽を通じて子どもたちの未来を育む活動としてこれからも継続的に開催していく。
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