増収も調整後営業利益は減 ブリヂストンの1~6月期

2024年08月19日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは8月9日、オンラインで石橋秀一代表執行役グローバルCEOや菱沼直樹グローバルCFOらが出席し、24年12月期第2四半期決算説明会を開催した。
 24年12月期第2四半期の売上収益は2兆1767億7300万円で前年同期比3・6%増、調整後営業利益は2291億7600万円で同3・8%減、営業利益は2804億1900万円で同11・9%増、中間利益は1991億2200万円で同8・6%増となった。
 24年12月期第2四半期について石橋CEOは「為替の追い風があったものの、グローバル売上収益の約半分を占める米州(北米・南米)事業における減益がグローバル業績に大きな影響を与え増収減益となった」と総括した。米州事業は23年下期から業績悪化傾向にあったが、24年上期に底を打ち、最悪期を脱却し、下期回復を見込むも、通期では上期の悪化影響大きく、2月計画を下回る見込み。
 24年12月期第2四半期のタイヤ販売本数(累計)は、乗用車ライトトラック用(PSR/LTR)がグローバルで前年比9%減、プレミアムタイヤ(18インチ以上)の販売はグローバルで同1%減、市販用で同4%増となった。トラック・バス用(TBR)が同7%減、鉱山用タイヤ(ORR)は大型で同4%減。その中で、プレミアムタイヤは、北米・欧州を中心とした市販用販売伸長が継続。TBRは市販用は北米では第1四半期に流通在庫が正常化し、第2四半期以降順調に需要が回復し、上期計で前年並みの販売に回復した。。
 財別の業績をみると、タイヤ事業ではPS/LTの売上収益が1兆2115億円で同7%増、調整後営業利益は1283億円で同9%増、TBの売上収益は4898億円で同2%減、調整後営業利益は246億円で同48%減、スペシャリティーズ(鉱

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