住友理工は8月19日、同社とエプソン販売が、2024年8月1日に愛知県小牧市の小学生を対象とした講座「こまきこども未来大学2024」を協働にて開催したと発表した。
小牧市が主催する「こまきこども未来大学」は、同市の小学4年生~6年生を対象に企業や団体から、SDGsや社会について様々なことを学ぶ講座となる。講座を行うことで「こどもたちが自分のやってみたいこと、夢を見つけるきっかけをつくること」「こどもたちが SDGsを知り、自ら社会に向けて行動できるようになること」を目的としている。
今回、多くの小学生から申し込みしてもらい、同社はエプソン販売と協働にて「環境にやさしい、魔法みたいな紙の再生!」をテーマに、同社として初めて講座を開催した。講座では、まず紙の製造方法や紙の原料である木や水の大切さを学んでもらい、再生紙の必要性を知ってもらった。そして、紙のリサイクルだけでなく、ノートや紙袋などに作り変えるアップサイクルの発想や技術を用いてどのような紙製品を作りたいかといった、紙からできるSDGsを考えてもらった。
その後、エプソンの製品である乾式オフィス製紙機「ペーパーラボ」を活用し、古紙が再生紙として生まれ変わる様子を見学してもらった。今回、参加者には環境活動への参加として古紙を持参してもらっており、これらも今後再生紙となる。最後に、紙のアップサイクルについて学んでもらうことを目的に、ペーパーラボで古紙から生まれ変わった厚めの画用紙を用いてペーパークラフト体験(プラネタリウム作り)をしてもらい、完成した作品を参加者に持ち帰ってもらった。参加者からは「ペーパーラボで再生した紙から洋服を作ってみたい」「少量の水で再生紙が作れるのはすごい技術だと思った。地球のために、紙や水を大切に使おうと思う」といったアイデアや感想をもらうことができた。
同社グループは、経営ビジョン「2029年住友理工グループ Vision(2029V)」において、「自然と都市と人の空間が繋がるグリーンで快適な社会」の実現を目指している。地域と共生する企業として、このプログラムを通じて次の世代である子どもたちが、夢や希望をもって暮らすことができるよう、今後も貢献していく。
2024年08月26日