相模ゴム工業の25年3月期第1四半期決算は、売上高は14億5800万円で前年同期比11・5%減、営業利益は1億200万円で同42・5%減、経常利益は2億6800万円で同182・1%増、四半期純利益は1億7500万円(前年同期400万円の損失)となった。
セグメント別にみると、ヘルスケア事業の売上高は11億700万円で同12・1%減、営業利益は2億4800万円で同12・2%減となった。ラテックス製コンドームの売上高が売価の向上により伸長したが、ポリウレタン製コンドームが海外向け船舶の遅延の影響などで減少し、売上高は厳しい状況となった。また、売上高の減少はあったが、営業利益率は前年同期並みの利益率を確保した。
プラスチック製品事業の売上高は3億1100万円で同5・2%減、営業損失は2500万円(前年同期は100万円利益)となった。原料メーカーが労務費や輸送費等の上昇を原料価格に転嫁したことで、価格修正を行っているものの、未達の取引先もあり、売上高及び営業利益ともに低調に推移した。
入浴・介護サービス及びその他の事業は、売上高は3900万円で同33・2%減、営業損失は1600万円(前年同期は1400万円の損失)となった。
25年3月期の連結業績予想については前回から変更はなく、売上高が63億円で前期比3・1%増、営業利益が5億円で同14・6%増、経常利益が4億円で同2・7%増、当期純利益が2億4000万円で同486・0%増を見込んでいる。
2024年08月20日