合成ゴム関連の売上は増加 大阪ソーダの4~6月期

2024年08月20日

ゴムタイムス社

 大阪ソーダの2025年第1四半期決算は、売上高が241億1400万円で前年同期比4・0%増、営業利益は33億900万円で同17・9%増、経常利益は40億6500万円で同16・0%増、当期純利益は27億8500万円で同15・9%増となった。
 セグメント別で見ると、基礎化学品の売上高は90億6200万円で同0・2%増となった。クロール・アルカリが、水島工場の製造設備不具合の影響が低下したため販売数量は増加したが、原燃料価格の下落に伴う販売単価調整の影響もあり、売上高は減少した。
 エピクロルヒドリンは、海外市況軟化による影響を受けたが、製造設備不具合の影響が低下し販売数量が増加したため、売上高は増加した。
 機能化学品の売上高は77億9900万円で同20・3%増となった。合成ゴム関連では、自動車生産台数の回復に伴いエピクロルヒドリンゴムの販売数量が増加したことに加え、国内外でアクリルゴムの新規採用が進んだため、売上高は増加した。
 ダップ樹脂は、欧州で需要は低迷したが、中国を中心に新規採用が進んだため、売上高は増加した。
 アリルエーテル類では、中国で塗料用途を中心としたシランカップリング剤向けの需要が堅調に推移したため、売上高は増加した。
 25年3月期の連結業績予想は直近から変更はなく、売上高は1030億円で前期比8・9%増、営業利益は160億円で同52・5%増、経常利益は168億円で同39・9%増、当期純利益は115億円で同50・3%増を見込んでいる。

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