ENEOSホールディングスの25年3月期第1四半期決算(IFRS)は、売上高が3兆1663億1300万円で前年同期比1・6%減、営業利益は1508億3500万円で同60・5%増、税引前利益は1461億8800万円で同66・3%増、四半期利益は816億4100万円で同78・2%増となった。
エラストマー事業が含まれる機能材セグメントの売上高は861億2300万円で同15・0%増、営業利益は65億7200万円で同149・7%増となった。エラストマー事業は需要回復および販売拡大により、販売数量は前年同期比で増加した。また、ブタジエン市況の高騰や円安を主因としたマージン拡大等により増益となった。
機能材事業は、前年度の装置トラブルの影響はあったが、サプライチェーンの正常化等により販売数量は堅調に推移し、前年同期比で増益となった。
25年3月期通期連結業績予想は当初予想から変更はなく、売上高は14兆6000億円で前期比5・4%増、営業利益は4000億円で同14・0%減、税引前利益は3800億円で同15・2%減、当期利益は2100億円で同27・1%減を見込んでいる。
2024年08月21日