東ソーが日立ハイテクらと協業 生化学・免疫搬送システムの販売で

2024年08月22日

ゴムタイムス社

 東ソーは8月20日、株式会社日立ハイテク、および栄研化学株式会社と、国内臨床検査市場において、生化学・免疫搬送システムの販売を推進するための協業を行うことで合意したと発表した。
 臨床検査において、採血された血液は実施する検査に応じて複数の採血管への分注作業が行われる。また、生化学的検査、免疫血清学的検査などの検査はそれぞれ専用の自動分析装置を用いて測定が行われている。これらの作業・測定には専用装置が必要となるが、近年は各装置を搬送ラインでつなぐことで検体移送の省力化やデータの一元管理等による効率化が求められており、さらに多様な検査室レイアウトへの対応も期待されている。
 今回の協業は、日立ハイテクおよび栄研化学の協力体制のもと、合同販促を行うものである。具体的には、日立ハイテクの検体前処理分注装置(LabFLEX)、自動分析装置(LABOSPECT)、搬送システムと東ソーの全自動化学発光酵素免疫測定装置(AIA-CL)、およびこれらの測定装置の一元管理が可能な業務支援システム(LaboQ:ラボック)の特別仕様を開発し、IFシステムとして3社合同で販促を行う。日立ハイテクの搬送ラインによるさまざまなレイアウトへの対応、ワンストップ検査の実現、業務支援システム による管理業務の効率化のご提案が可能となる。
 今回の協業により、3社による提案、フォロー体制を充実させ、医療の質と顧客満足度の向上に、より一層努めていく。

IFシステム外観(一例:直線タイプ)

IFシステム外観(一例:直線タイプ)

 

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