■ 夏季トップインタビュー
足元の業績は期待通りに推移
バンドー化学 植野富夫社長
2030年度を最終年度とする中長期経営計画“Creating New Value for the Future”が2年目を迎えたバンドー化学。足元の業績やセグメント別の状況、中長計の進捗度合いなど植野富夫社長に聞いた。
◆足元の業績は。
25年3月期第1四半期(24年4~6月)は売上収益、コア営業利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益とも前年同期を上回り、増収増益となった。地域別では日本がほぼ横ばいで推移した。一方、海外は特にアジアを中心に伸長した。為替の影響を加味しても、第1四半期は期待通りの数値が出せたと思う。
◆セグメント別の状況。
自動車部品事業は、海外は補修ビジネスが好調。中国やアジアでは補機駆動用伝動ベルトやスクーター向け変速ベルトの販売が伸びている。日本国内は自動車生産台数減が影響した部分はあるが、海外へ輸出する製品が増えたため、その落ち込みをカバーした。
補修ビジネスが好調な理由は、米国
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