三洋貿易は８月23日、同社の出資先であるトレジェムバイオファーマが、科学技術振興機構（ＪＳＴ）と新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）の主催する”大学発ベンチャー表彰～Ａｗａｒｄ ｆｏｒ Ａｃａｄｅｍｉｃ Ｓｔａｒｔｕｐｓ～”において、日本ベンチャー学会会⾧賞を受賞したと発表した。
同時に、同社も特にその成⾧に寄与した支援企業として表彰を受けた。
トレジェムバイオファーマは、世界初の歯の再生治療薬となる抗体医薬品を開発する京都大学発のベンチャー企業。自己歯の再生を促すことで、現在根本的な治療薬が存在しない希少疾患・先天性無歯症に加え、後天性の歯の欠損に対しても適応できる可能性があることから、歯科治療の変革を実現し得る革新的な技術として期待されている。開発中の新薬は、現在臨床試験開始（２０２４年秋）に向けて準備を進めている段階となる。
今回、その革新的技術による社会的インパクトに加え、歯科医としての豊富な臨床経験を活かした研究開発および研究機関・医療機関・事業会社等との優れた協力体制と、さらに健康寿命の延伸というトレジェムバイオファーマの目標を評価されたことで受賞した。
同社は２０２３年６月にトレジェムバイオファーマに出資し、展示会出展や物流支援など同社が得意とする分野で支援してきた。これからも注力分野のひとつであるバイオ関連事業を強化し、世の中の課題解決に貢献していく。
授賞式の様子
