積水化学が仕事と家庭の両立支援 「配偶者転勤等休職」等新設で

2024年08月27日

ゴムタイムス社

 積水化学は8月26日、ダイバーシティをより一層推進し、従業員が安心して働ける環境を実現するため、「配偶者転勤等休職」並びに「出生サポート休職」を新設したと発表した。
 同社は長期ビジョン「Vision 2030」の実現に向け、「全従業員が挑戦したくなる活力ある会社」を目指している。人的資本戦略においては「ダイバーシティの実現」を掲げ、多様な人材の活躍推進に取り組んでいる。2015年のダイバーシティマネジメント方針の策定以降、多様なキャリアとライフスタイルに応じた働き方の実現に向け、各種施策を実施してきた。
 こうした取り組みの一環として、多様なライフスタイルを前提としながらも同社におけるキャリアを継続できる手段を拡充するために新たな制度を導入することとした。
 「配偶者転勤等休職」は、配偶者が転勤する場合等に最長3年間の休職を利用できる制度である。配偶者に帯同して転居することを認めることで、同社におけるキャリアの継続を図る。
 「出生サポート休職」は、不妊治療により一定期間業務から離れる必要がある場合に、最大1年の休職を利用できる制度である。不妊治療は通院回数が多く精神面の負担も大きく、治療と仕事の両立が難しいことから、一定期間治療に専念できる環境を整える本制度の活用が同社におけるキャリア継続に資すると考える。
 同社は今後も、制度や運用の継続的改善および各職場での浸透を推進することで、従業員一人ひとりが安心して働き続けられる環境を実現していく。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー